ソマリアを脅かすテロ集団アルシャバブ

最近はイギリスがEU離脱を国民投票により決定したことによりこれからの国際情勢がどうなることかみんなが不安視している状況ですね。まだ実際に離脱することが確実になったとは言えないですが、これから大統領選を控えているアメリカとともに注視すべき事項であると言えます。

 

ですが、大国でこうした問題が起こっている中で、今日もアフリカ諸国では多くの人間が殺されています。今回は直近にソマリアで起きた事件について見ていきましょう。

 

現地時間の6/25にソマリア北部モガディシュの外国人向けホテルで少なくとも14人の人が国際的テロ集団アルシャバブにより殺される事件がありました。アルシャバブの攻撃はホテル入り口での車の自爆に始まり、その後数時間ホテル内で人質をとってホテル内で立てこもりました。警察との銃撃戦の末、犯行に関与したとされる4人は射殺され、人質は解放されましたが、ホテルの外で働く女性の方含めて、少なくとも14名の方が犠牲となり、11人以上が負傷しました。

 

ソマリアでは6月の初めにもモガディシュの別のホテルで15人の民間人がテロの犠牲者になる事件が発生しました。この一連の事件について、アルシャバブが犯行声明を出していますが、彼らはどのような団体なのでしょうか。

 

ソマリアではユースギャングや海賊の存在から大きく問題になっていますが、このアルシャバブというイスラム過激派集団も大きな問題となっています。彼らはソマリアを拠点として2011年頃から活動をしており、多数の死者を出すようなテロ事件をソマリアの多くの地点で引き起こしています。また彼らは同じく国際的テロ集団のアルカイダとも繋がっているとされています。彼らの攻撃はラマダーンのようなイスラム教徒にとって神聖な時期になると過激になります。

 

アルシャバブが起こした最悪のテロ攻撃の一つとして昨年の4月にケニアで起こした大量殺戮事件があります。彼らはケニアとルワンダの国境付近(ケニア国内)でクリスチャンの学校であるガリーサ大学の生徒140名以上を銃殺しました。それ以前にもナイロビのショッピングセンターで銃を乱射して、70人弱もの人が犠牲になるなど、彼らは精力的に活動しています。

 

ではなぜソマリアはこのようなテロ集団の拠点となっているのでしょうか。ソマリアは過去20年間に及んで国内全体を統治できるような強力な国家体制というものが存在せず、国家の治安が非常に不安定になっていたことが、彼らがソマリアに拠点を持った理由だとされています。ソマリア政府やアフリカ連合(AU)も彼らを押さえつけようとしていますが、欧州連合からのソマリアでのAUの活動のための支援金が最近20%削減されたことで苦しい状態に陥っています。

 

ここ最近の欧州の情勢が非常に気になるところですが、アフリカでも近年しばらくソマリアをはじめとして大きな事件が続いています。こうしたことにアンテナを張れるようにしましょう。

 

 

http://www.bbc.com/news/world-africa-15336689

http://www.bbc.com/news/world-africa-36629678

https://www.theguardian.com/world/2016/jun/25/al-shabaab-launch-attack-on-mogadishu-hotel

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