12/16 勉強会後半!!

こんにちは!

今回は、前回に引き続き12月16日の勉強会 後半をお届けします!

【ケニアの食文化】

店主の方が元大使だったという、五反田駅すぐのアフリカ料理店「マシューコウズ・バッファローカフェ」へ。

このレストランでは、ガンバ族の料理を始めとするアフリカ料理をいただくことができます。(ぜひ一度 足を運んで見てはいかがでしょうか!)

ガンバ族とはケニアの南部に位置する民族で、

・キゼリと呼ばれるisyoが主食

・雨季にはキャベツ、バナナ、マンゴー、オレンジなどを育てる

・羊、鶏、牛を良く食べる

   ガンバ族の位置

今回の機関訪問では、実際にキッチンに入って“ウガリ”(アフリカの伝統料理で、いわゆるおふくろの味!)の作り方を教えていただきました。

それでは、ここからはレシピの簡単な紹介です。

〜ウガリの作り方〜

1 歯のような形をしたトウモロコシをブレンディングポットで粉状になるまで混ぜる。(豆を混ぜてもOK)
2 沸騰したお湯に①を入れる。
3 練る!(この過程が大変かつコツが必要)
4 形を整える。
5 完成!!シチューなどをつけて召し上がれ。

余談ですが…お焦げにハチミツをかけて食べると、スイーツ感覚でとってもおいしい!

ウガリと白米栄養素を比較すると大差はない印象ですが、ウガリの方が鉄分をより多く含んでいます。

鉄分は日本人が不足しやすい栄養分の一つで、1日に必要な鉄分の推奨量は18~29歳の女性で6.0mgとされています。

白米の代わりにウガリを食べれば、貧血予防になるかもしれませんね!

【FGM(女子割礼)と教育】

FGM (Female Genital Mutilation) とは、「アフリカや中東、アジアの一部の国々で行われている、女性の性器の一部を切除してしまう慣習」(公益財団法人の本ユニセフ協会)のこと。

中東アフリカ地域におけるFGMの分布

FGMをめぐって大きく二つの問題があります。

1、 身体的問題(出血・精神的ショック・感染症の危険・妊娠や出産時のリスク)
2、 社会的問題(社会的規範が根底にあるため介入が困難)

この問題に取り組む際の困難として、ジェンダーが関わること、FGMがコミュニティ内で文化や伝統としての位置にあることなどが挙げられます。当然、国際機関やNGOは介入に関して慎重にならざるを得ないのです。

今回は事例を3つ取り上げ、各セクターのFGMへの取り組みを考察しました。

事例1、JICA

・「みんな学校プロジェクト」

HIV/AIDSの感染経路や症状は「理科」として感染経路や症状を扱うのみで、予防法やFGMに関する言及はありませんでした。

ODAとして行われる以上、より多くの人にメリットがあるプロジェクトが大切になります。

事例2、AfDB (アフリカ開発銀行)

・High 5s

アフリカ開発銀行が独自に設定したアフリカ開発における2013~2022年にかけてのアジェンダで、5つの項目を主軸にアフリカの開発を推進するための取り組みをしています。その5つの項目とは、①アフリカの電化、②食料増産、③工業化、④地域統合、⑤生活の質向上があります。これらの項目は、アフリカの人々の生活に変化をもたらすだけでなく、国連が策定した持続可能な開発目標(SDGs)の達成にもつながることが期待されています。

事例3、UNICEF

発表者がコートジボワールへ訪れた際にUNICEFコートジボワール事務局で…「FGMについて具体的な取り組みはしていないのか?」

「問題とは認識しているが、最優先事項ではない。教育としてのアプローチはない。」

どのセクターもFGMへの直接的な取り組みがない中で、西アフリカを拠点にするNGO団体であるTostanInternational はFGM廃絶に向け地域を包括した教育プログラムを実施しています。

FGMはやめるべきだという押し付けではなく議論を促し、選択権を委ねるという方法をとり、これまでに8000以上のアフリカ地域のコミュニティがトスタンのプログラムを通してFGMの慣習を廃止しました。

以上のことから、

・FGM廃止には女性だけでなく地域全体に働きかけることが重要

・自発的な議論と思考は必要不可欠であり、教育が大きな役割を果たす

・プライベートセクターの重要性

が明確となりました。

【アフリカの障害を持つ人々への支援】

そこで、アフリカの障害を持つ方の支援に着目しルワンダの虐殺、紛争、地雷で脚を失った人へ義足を提供するONE LOVE (NGOムリンディ・ジャパン・ワンラブ・プロジェクト)の講演会に参加しました。

ONE LOVE (http://www.onelove-project.info/index.html)

ONE LOVE の主な活動は、

・義肢装具士の育成から、装具・杖・車いす等の制作と無料配布

・障害を持つ方への職業訓練やリハビリテーションなどの社会復帰支援

・障害者スポーツの普及

・「ワンラブ・ランド」ゲストハウスとレストランの運営、車・ツアーの手配

をしています。

活動をするにあたり、“支援を続けていく”困難に衝突しています。巡回診療で義足が必要な人々を集め、カウンセリングを通して200~300人中10~20人へ義足を提供していますが、無料で配布するため全員の配布はできません。1996年以来20年以上続く活動ですが、未だワンラブの活動を必要としている人々が多くいるため、やめられない状況にあるそうです。

貧しい立場に置かれている障害を持つ人々の支援では、村やコミュニティ単位ではなく、個人単位の支援が必要です。

課題は山積みですが、障害を持つ人々の支援に必要なものが少し見えたのではないでしょうか?

参考文献

Health risks of female genital mutilation (FGM).” WHO, https://www.who.int/reproductivehealth/topics/fgm/health_consequences_fgm/en/.

Accessed on Dec.10 2018.

“Percentage of girls and women aged 15 to 49 years who have undergone FGM, by country.” UNICEF&WHO, https://www.who.int/reproductivehealth/topics/fgm/prevalence/en/.

Accessed on Dec. 10 2018.

Tostan International, https://www.tostan.org/. Accessed on Dec. 10 2018.

「女性性器切除」日本ユニセフ協会 https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_act04_03.html.

Accessed on Dec. 9 2018.

「The High 5s アフリカ開発銀行の5つの最優先分野」アフリカ開発銀行グループ

https://afdb-org.jp/projects-and-operations/high5s/.  Accessed on Dec. 9 2018.

JICAコートジボワール事務所

AfDB本部(アビジャン、コートジボワール)

UNICEFコートジボワール事務所 での講演会&インタビュー

ムリンディ・ジャパン・ワンラブ・プロジェクト

http://www.onelove-project.info/index.html Accessed on Dec.18 2018

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