12/16 勉強会前半!!

こんにちは。はじめまして!

名古屋外国語大学2年生で、今年の4月から1年間 国内留学生として東京外国語大学国際社会学部アフリカ地域専攻に所属しています、小黒江莉果です!

今回は、10月に行った勉強会後に各自興味のある機関を訪問、または講演会に参加し、そこでの学びや気づきを踏まえた上で発表しました。

この勉強会は教育・福祉から衣食住など幅広いテーマで行われたため、ブログを2回に分けて紹介させていただきます!

【ウガンダでの教育】

まず、(発表者が来年夏から行くボランティアの活動地である)ウガンダでの教育についての発表でした。

ウガンダの公立校の様子

ウガンダは、1997年にUPE政策(Universal Primary Education : 初等教育無償化政策)、2007年からはUSE政策(Universal Secondary Education : 中等教育無償化)が実施されました。それにより、(日本の小学校に相当する)初等教育7年、(中学校に相当する)中等教育4年の授業料が無償化され、就学率は政策実施前と比べて大きく上昇しました。

しかし、現状は初等教育の純就学率96.0%に対して、修了率は54.0%。また、中等教育の純就学率は24.6%と低く、さらに学習成果達成状況は近隣諸国と比較して、未だ低レベルに留まっています。この背景には、教育にかかる費用を支払えないこと・学校へ行くより家の手伝いをして欲しいなど、経済的な面が大きく影響していると考えられます。

UPE・USE制度の導入により就学者数が急増し、教員一人当たり57人の生徒を抱えており(公立学校)、教科書も3人の生徒に1冊程度など、“教育の質”が問題視されています。近年では、ダブル・シフト制(午前・午後で生徒が交代)が導入されつつありますが、先生の負担が増えるだけでなく、給与が低いため兼業をしている先生が学校を欠勤するという問題も浮上しています。

ウガンダでは初等教育のアクセスは改善されたものの、多くの課題が残されおり、それらの要因として、学校運営等に対して無関心、学校のモニタリングや視察が適切に行われていないことが挙げられます。

【World Vision in Japan】

特定非営利活動法人 ワールド・ビジョンは、キリスト教精神に基づいて開発援助・緊急人道支援・アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGOです。

ワールド・ビジョン活動マップ(https://www.worldvision.jp/about/sp_index.html

15年単位の長期的な支援プランを立て、“自立”・“持続可能性”を最終的な目標としてコミュニティの支援を行います。支援は、準備期・第1期〜第3期・支援卒業準備期に分かれます。

その中でも特に重要とされる準備期では、2~3年かけて地域住民や行政、他国のワールド・ビジョンと連携をとります。運営チームは、村長・宗教のリーダー・女性グループのリーダーなどから結成され、“何が必要か。”について現地の視点から見極めます。

トップダウン式の支援や開発をするのではなく、地域住民との連携を図ることで最終目標である支援卒業後の持続性を可能にしました。

第1期では、土台・仕組みづくりとして保健衛生、栄養、教育等の啓発活動や基盤の整備が行われます。

第2期では、知識・技術を身につける活動を行いつつ、育成・行政への働きかけ。続く第3期では、これまでの活動を評価、見直しを繰り返しながら改善していきます。

この第1~3期では、主に3つのことが重要とされています。

・地域住民や行政との綿密なコミュニケーション

・支援先の周囲の変化(世界情勢など)に応じた計画の評価や変更

・不公平を生まないような支援

 (物質的な支援は格差が目に見えてわかりやすく、周囲からの反感を買いやすい。そのため、物質的な支援を極力控え、知識、技術の伝達をすることで、“不公平を生まないような支援”をしている。)

支援において、様々な階層の人々との対話を通した関係構築や信頼関係を築くことがいかに重要であるか。地域住民・行政・ワールド・ビジョンとの協働で行われる支援が、“自立”・“持続可能性”につながっています。

【アフリカ×日本】

生活班は、アフリカファッションと日本の伝統文化を融合した商品の販売で新しいビジネスの形を提供している、MAKI&MPHOに機関訪問しました。

MAKI&MPHOは、3つのミッションを掲げて、様々な取り組みをしています。

1、 アフリカのデザインを世界に流通させること
2、 異なる文化を超えて人々が信頼関係を構築できるようになること
3、 心に響く物語を共有し文化を超えた共感を生み、個々を讃えられる世界にすること

そんなMAKI&MPHOの新しい取り組みとして、南アフリカで南アフリカ人の若手デザイナー育成のためのワークスペースの開設、世界の時事問題や最新動向をアフリカの視点から発信するメディア・コンテンツ事業が開始されました。

支援・開発という側面にならないための難しさを抱えながらも、「“今”のアフリカを見てほしい」という思いが込められた商品には一つ一つストーリーが描かれており、それらのストーリーの共感が顧客を増やしていく要素になっています。

ハグするART [ジンバブエ](https://makiandmpho.shopselect.net/items/7099414)

ファッションとビジネスを通して、“支援対象のアフリカ”から、“追いたくなるアフリカ”へ。南部アフリカの柄アートBantu×兵庫県の伝統工芸満州織物など、他分野・他文化との融合にはまだまだ多くの可能性があります。

例えば、他にどんなものがありますか?

参考文献

国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン

https://www.worldvision.jp Accessed on Dec.15 2018

MacGrath Simon and Gu, Quing(2016) Routledge Handbook of International Education and Development, Routledge  から

chapter7:Education and rural development; proposing an alternative paradigm

chapter18:The Importance of Early Childhood for Education and Development

JICA(2012) 基礎教育セクター情報収集・確認調査国別基礎教育セクター分析報告書 -ウガンダ-

MAKI&MPHO

http://www.makiandmpho.com Accessed on Dec.15 2018

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