タンザニア研修勉強会 2月2日!!!

こんにちは、いよいよ渡航まで2週間を切りましたね!勉強会ではいつもポーカーフェイスの私茂出木ですが、徐々に憧れのアフリカ大陸に行けるということでワクワクが増す日々です。研修とは全く関係ないですが、先日私の家に猫が来ました。母が拾ってきたのですが、名前は「いせ」ちゃんです。響きがかわいいですよね。何で「いせ」ちゃんかですって?それは・・・ブログの最後で!!!(本文も長いけど見て下さいね~)

先日、2018年初のタンザニア勉強会を行いました。
今回は、2日後に迫った講演会のための事前勉強会と学生会議のテーマ決めをそれぞれの反で行いました。

●講演会事前勉強会
1.日本企業の海外展開の障壁となっている点とは
2.医療の面から見た日本とタンザニアの現状と課題
3. JICAのアフリカにおける起業支援
4.日本、欧米、アフリカ諸国ではメディアで何が注目されているか

以上4点について4人が発表を行いました。文章が長くなってしまったので、興味があるトピックだけでも読んでみて下さいね:)

1. 日本企業の海外展開の障壁となっている点とは
私は、アフリカでビジネスをすることのメリットと、リスク、日本企業が直面する課題とアフリカで働くことに関して日本人が個人のレベルで感じることについて4点を簡単に説明します。
① アフリカでビジネスをすることのメリット
日本貿易振興機構(ジェトロ)の「アフリカ進出日系企業実態調査」(2016)では、在アフリカの日系企業の6割以上が「市場規模・成長性」が最大の魅力だと考えています。それ以外に「安定した政治情勢」、「言語コミュニケーション上の障害の少なさ」、「インフラの充実」などが挙げられました。それ以外にも「従業員の雇いやすさ、 質・定着率の高さ」が挙げられました。人件費の安さが雇いやすさの大きな要因になっているのではないでしょうか。

② アフリカでビジネスをすることのリスク
 アフリカでビジネスをすることのリスクとしては、8割以上の日本企業が「規制・法令の整備、運用」について不安に思っています。国際的な調査でも指摘されているように、タンザニアの汚職は警察、税務署、裁判所の順にひどいと言われています。その他、具体的には行政手続きの煩雑さ、不安定な為替、治安の悪化が指摘されています。

③ 日本企業が直面する課題
 「現地の情報の不足」、「治安問題」、「規制・制度への対応と予期せぬ政策変更のリスク」などが挙げられました。「現地の情報の不足」の一例としては、アフリカなかんずくタンザニアでは「安い」ことが第一に必要なことです。プラスアルファのサービスなどがあっても、その結果価格が高くなるとマイナス評価にしかならないのです。その地域や時代に合わせた商品の質と価格設定が重要になってくるのではないでしょうか。

④ 日本人が個人のレベルで感じること
 アフリカやヨーロッパなど各地域で働く日本人のストレスの原因が労働省労政局・日本労働協会『海外派遣勤務者の職業と生活に関する調査研究報告書』に載っていて、興味深いと思ったことをお話しします。それは、ほかの地域に比べて現地の日本人同士の関係においてストレスを感じる割合が少ないということです。ヨーロッパだと、30%ほどなのがアフリカではたったの5%でした。それに対して、日本人は「現地従業員との問題」や「衛生問題」、「生活習慣文化の相違」で感じるストレスがアフリカでは多いようです。

2. 医療の面から見た日本とタンザニアの現状と課題
団塊世代が全員75歳以上となる2025年問題をご存知ですか??これにより国民の5人に1人が75歳以上、3人に1人が65歳以上になり、国の医療保険費、介護保険費が増大します。高齢化が進む日本では、病床数の削減などから病院でみる医療から在宅医療への動きが加速しています。また、自分の最期をどこで迎えたいかというアンケートに対して1位の回答が「自宅」であるということからも、自宅でも医療や介護を受けられるよう、訪問診療等を充実させる動きも活発です。働き社会でも家庭でも役割を持つような世代では、生活習慣病に起因する動脈硬化により、心臓や脳、血管系の疾患に罹患する人も増えてきています(因みに2016年の日本の死因TOP5はがん、心疾患、肺炎、脳血管、老衰です)。そして若い世代では発展途上国で多いというイメージを持ちやすいHIV/AIDSや性感染症の罹患者も年々増加傾向にあります。在宅医療のさらなる充実と生活習慣病や性感染症などの知識の普及も大切になってきます。

一方タンザニアでは、死因はHIV/AIDSやマラリア、下痢、肺炎等が上位に登っています。HIV/AIDSの治療には多剤併用療法といって複数の薬を飲み続けることでAIDSの発症を遅らせるというものです。これにはお金が掛かるので薬を手にすることができる人は限られています。ある調査では、女性が男性のコンドームに関する知識やAIDSを聞いたことがあるかという割合が男性に比べて低い(特に地方で)という結果もあります。感染症が蔓延しているという印象を持たれる方も多いと思いますが、最近ではがんや糖尿病の方も増えてきているんです!病院の種類としては、独特で看護師、助産師のみの保健所のようなところから小さな診療所のような医師が1人いる病院、地域に1つあり医師が3人程いる地区の病院、少し大きめで医師の数も少し増えた地域病院、そして日本での国立や私立の大学病院にあたる大規模病院と別れています。タンザニアでは医療者を含めた医療資源の充実と共に感染症や公衆衛生に関する知識の普及が人々の健康な生活に欠かせないことを学びました。

3. JICAのアフリカにおける起業支援
JICAが2014年8月に行われた米アフリカリーダーズサミットで米国国務省が実施したAWEP(アフリカ女性起業家プログラム)に参加した。その前にJICAが2月に行った、日アフリカ女性起業家セミナーに続く具体的な成果であった。
サミットに際して、JICA は8月5日、二部構成でAWEPに参加した女性起業家に向けてJICAセッションを開催した。一部ではシニア海外ボランティアをしていた家木幸一氏に日本企業に根付く理念として5S・カイゼンを紹介。
二部では、代表的な女性起業家を日アフリカから一人ずつ招き、パネルディスカッションを行った。日本からは瀬谷ルミ子氏、アフリカからは南アフリカのボンギウェ・カリ氏が登壇した。翌日6日には女性起業家たちによる自企業のプレゼンテーションの場が設けられた。

また、JICAはAWEPに協力することを改めて示すため、BWEP(日アフリカビジネス交流プログラム)を実施すると表明。8月5日のセミナーはその第一弾であり、これ以降このセミナーは毎年開催されている。
この支援により得られたものとして、アフリカ側は日本型の企業運営から学ぶことが出来たことにより知識を次世代の起業家に伝え、その一助となれるであろうということ、そして日本側はアフリカの企業との関係性を構築するいい契機となったことや、支援を通じた米国との連携の実現があげられる。

4.日本、欧米、アフリカ諸国ではメディアで何が注目されているか
タンザニアがメディアで取り上げられることが日本ではそもそも少なく、観光や貧困、青年海外協力隊のトピックとして少々触れられることがほとんどです。
ただ日本国外でのタンザニアについての扱いに注目してみると、すこし日本と違う点がいくつか出てきました。アメリカのメディアCNNではOn the Roadという名で特集が組まれていたりなど、日本では見られないタンザニアの文化やその土地の自然に根差した生活の様子などを覗くことができます。ただこの特集はタンザニアに限ったものではなく、他の国々も取り上げているため、タンザニア単体について注目する機会は、日本国外においても少ないのかもしれません。一方ケニアのメディアでは、タンザニア国内でe-passportと呼ばれる新しいパスポートが導入され話題となっていることが報じられていました。やはりタンザニアとの地理的な近さはニュースの話題の豊富さにつながっているように感じられます。欧米でもこのパスポートの話題はアイルランドメディアで取り上げられていましたが、その理由はe-passportが12年前のアイルランドのパスポートシステムを参考にしたというものでした。
日本や海外のメディアがタンザニア単体により焦点を合わせていくためには、何かその入り口となる「とっかかり」が必要なのかもしれません。

以上が講演会事前勉強会のそれぞれの発表者からの説明でした。

後半は、学生会議のテーマ決めを各班に分かれて行いました。
B班は、「学生のキャリア感覚(経済感覚)」を大きなテーマとしました。5人それぞれが現地の学生と話したいことは細かい点では異なりますが、昔→今→将来、という順番で学生と話を進めていく予定です。農村から移動してきた学生の視点、日本企業をはじめタンザニアに進出する他国の企業に対してどう思っているか、消費感覚や起業情報の取得、雇用、将来の夢・キャリア形成という風に時間の流れに合わせて最終的には大学生である私たちに身近な話題の「働く」ということについて現地の学生たちと議論したいと思います。

長くなりましたが、最後まで読んでくれた方ありがとうございます。

では、私の愛猫「いせ」ちゃんの名前の由来は・・・伊勢丹の裏にいたから「伊勢」ちゃんです!!!私の家には「みー」と「しろ」という古株の猫先輩方がいますが、その子たちよりは粋な名前ですよね!それはさておき、タンザニアには、猫がいるのでしょうか・・・

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