タンザニア研修勉強会 12月21日!!

こんにちは!
4年の黒川です。
今回は今年最後の勉強会でした!
内容としては、①タンザニアの金融についての発表と、②1年生による個人研究の発表でした。

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①タンザニアの金融
先週の勉強会では、タンザニアでも普及が進んでいる携帯決済サービスM-PESAについて取り扱ったので、それ以外の中央銀行・銀行・証券・生命保険・損害保険について調べました。
発表の中でも面白いと思ったところをピックアップしていきます。

・タンザニアの物価
世界の物価を知るのに、全世界で品質の変わらないコーラの値段は一つの指標になると思います。
日本だと300mlのコーラは96円くらいですが、タンザニアだと1,099タンザニア・シリング(=約55円)だそうです。すなわち、日本と比べたときに、物価の水準が半分くらいだということです。
班員含め、もっと安いだろうとなんとなく思っていたのですが、これはタンザニアが現在インフレ傾向にあることも関係していそうです。

・タンザニアの上場企業
タンザニアでは上場している企業が約30社しかない(!?)というのが驚きでした。
その中でも株価が高い企業は、主要輸出品である金を採掘している企業、国内消費の大きい飲料品のメーカーです。
タンザニアといえばキリマンジャロコーヒーですが、コーヒーの生産・販売を手がけている企業は意外にもそれほど株価が高くありませんでした。
(参考URL:http://www.tanzaniainvest.com/finance/capitalmarkets)
これほどまでに上場している企業の数が少ない要因として、そもそも株式会社が少ないことや、大きな消費を生み出す産業がそこまでないことがあるとは思います。他に個人的に、大手企業へと成長するに不可欠な資本を提供する、民間金融機関が発達していないのではないかと思います。
民間金融最大手の銀行は、国内に66の支店数を誇りますが、資産総額は約200億円で、対GDP比0.4%となっています。一方、日本の赤い銀行は資産総額が約300兆円で、対GDP比率は約60%です。タンザニアにおいて、いかに民間金融機関の果たす役割が小さいかがわかります。
これはタンザニア企業にとってだけではなく、タンザニアへ展開しようとする外資企業にとっても大きな問題です。
外資企業がタンザニアに展開しようとする際、現在ですと、海外展開する国の開発銀行(日本だとJBIC)あるいはタンザニア政府出資の開発銀行が融資を担っています。タンザニア現地の民間金融機関による融資の仕方の幅が広がれば、外資企業の活動の幅も広がり、経済の発展につながるのではないかと思いました。

②1年生による個人研究発表
今回の発表者の1年生は、「ODAが日本企業の利潤に与える影響」を研究テーマとしていました。
既往研究によると、ODAの役割は時代と共に変遷しているそうです。戦後は敗戦国としての贖罪としての役割、冷戦期は東側陣営に日本を位置付けるという役割、冷戦後は総合型安全保障の一環としての役割となっています。すなわち、開発途上国の開発を目的としていますが、その時代を反映した非常に政治色の強い資金なわけです。
以上を踏まえ、発表者は、ODAの一環として日本企業が海外での事業を行うことが企業の利益に繋がっておらず、その原因には収益を生むためのスキームづくりが十分になされてはいないのではないか、という仮説を立てていました。タンザニア現地では、ODAに携わっていたタンザニアの道路公団・日本の商社へのインタビューを通じて、仮説検証していくそうです。

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以上が今回の勉強会の内容となります。
これ以外には、研修のしおりの持ち物に関して全員で読み合わせを行いました。
色々な事態を想定すると、持ち物がかなり増えそうです(汗)

次の勉強会は、2月前半の研修直前期に集中的に行われることになります。
タンザニアでインフラ事業に携わっていらっしゃった商社マンの方からの講演会や、現地の学生会議の準備など、非常に慌しくなります。
風邪が流行っており、今回の勉強会でも体調を崩して欠席するメンバーも少なからずいました。タンザニア研修当日になってから、インフルエンザ・風邪などにならないよう体調管理に研修メンバー一同気をつけたいところです。
ではまた次の勉強会で!良いお年を!

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