2017/10/21 ビジネス班勉強会

スーツを身にまとい颯爽と歩く「サプール」。こんなアフリカのビジネスマンの話・・・ではありませんが笑

こんにちは!ビジネス班の西口です。
私たちビジネス班は、10月21日に、アフリカにおけるビジネスについての発表を行いました。

班員がそれぞれのテーマを決めて、①BOPビジネス、②日本企業の進出、③インフラ投資における国内金融の役割、④外国企業進出に伴う法整備、についてプレゼンを行いました。どれも内容の濃い発表ばかりでしたが、ここでは簡単に説明しようと思います。

 

①BOPビジネス
BOPビジネスって何でしょうか…?私は、名前を聞いたことはありましたが、詳しくは知りませんでした。

BOPとはBase Of the economic Pyramidの頭文字のことで、年間所得が購買力平価(3000ドル)以下の人々をBOP層といいます。BOPビジネスはこの層をターゲットとしています。BOP層は世界人口の72%を占めるため、経済規模が非常に大きいことが利点です。しかし対象が貧困層であるため、扱える商品が日用品などに限られるうえ、紛争や災害など予想外の事態に対応しなければなりません。さらに企業は、BOPビジネスによって貧困解消に貢献することが期待されています。

アフリカのBOPビジネスで成功を収める味の素

アフリカのBOPビジネスで成功を収める味の素

ディスカッションでは、エチオピアの都市郊外において、どのような商品の需要があるかについて話し合いました。味の素が小売りパックを販売したことを参考に、一食分の離乳食やミルクを販売してはどうか、といった意見が出ました。

 

②日本企業の進出
アフリカには、南アを中心に448社*1の日本企業が進出しており、54か国すべてに日本企業の拠点があります。なぜこれほど多くの日本企業が進出しているのでしょうか?それはアフリカに市場としての魅力があるからです。主に経済成長率の向上、消費市場の拡大などが挙げられます。

ナイジェリアに進出するホンダ

ナイジェリアに進出するホンダ

しかし日本企業の進出は、中国やインドなど外国企業に比べ遅れをとっているのが現状です。不安定な社会情勢、汚職の蔓延、投資環境の悪さに加え、アフリカ特有の習慣にも対応が必要なため、挑戦する企業が少ないのです。しかし、高品質な日本製品は中間層に受け入れられつつあります。

アフリカの経済成長に伴い、中間層の増加が見込まれるため、日本企業のビジネスチャンスは今後拡大すると言えるのです。日本企業ならではの強みを活かして、アフリカビジネスに参入する企業が増えれば良いなと思います。

 

③インフラ投資における国内金融の役割
日本企業がインフラ投資に関わるなかで、国内金融がどのような役割を果たしているのかについて取り上げました。

世界のインフラ投資額は増加傾向にあり、インフラ需要は成長が見込まれています。しかし、日本の海外へのインフラ投資額は小さく、アフリカも例外ではありません。

アフリカに対するインフラ投資が十分になされていないのは、不安定な社会情勢や制度面での未成熟さに加え、プロジェクト自体の規模が大きく、多様なリスクへの見通しが困難であり、収益の回収に長期間を要するために、資金調達が難しいことが挙げられます。つまり民間金融機関がインフラ投資に踏み切るのは容易でなく、政府や政府系機関、国際機関による公的な支援が必要と言えます。

国内金融においては、政府系金融機関(JBIC)が民間金融機関に代わってリスクを負い、潤沢な資金を持つ民間金融機関の呼び水となることが期待されているのです。これまでJBICは、タンザニアでの発電所建設や南アの省エネ事業などの案件に携わっています。JBICには、今後も民間金融機関を先導する役割を果たしてほしいです。

タンザニアにおけるガスコンバインドサイクル発電

 

④外国企業進出に伴う法整備
最後に、外国企業が進出する土壌として、アフリカにおいて法規範が整備されつつあることについてです。

アフリカ全体としては、地域内貿易の増加に伴い、地域の必要性に応じた法規範をまとめる傾向にあります。ベナンやカメルーンなど17か国から成る、アフリカ・ビジネス法調和機関(OHADA)がその具体例です。これにより、旧宗主国であるフランスの取引法の継受ではない、調和のとれた独自の規範の形成が可能となりました。

さらに詳しくみてみると、近年サブ・サハラアフリカ地域の貿易は縮小している一方で、アンゴラやモザンビークが最大の投資受け入れ先となっています。これは国内の投資環境が良いことが関係しています。特にモザンビークでは、投資法の適切な運用や、行政手続きの簡素化、アフリカ成長機会法などによる免税のほか、多数の二国間協定の締結が進められています。

こうした、地域として法規範が整備される流れは、日本企業が進出する上でも重要な役割を果たしていると言えます。アフリカビジネス交渉

 

アフリカにおけるビジネス展開について知る機会は、農業や開発などに比べると、少ないように私は感じています。今回の勉強会を通して、かなり具体的にアフリカでのビジネスについて学ぶことができ、とても楽しかったです。

一口にビジネスといっても、アフリカだからこそ考えるべき要素がたくさんあり、複数のアプローチ法があると知れたことも良かったです。これからもビジネスという観点からアフリカについて考える機会を大切にしていきたいです!

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